根っこを育てる援助

 こんにちはFLATです🐻

 児童発達支援事業所FLATでは、あそびを通して様々な経験をしながら一人ひとりの発達を育む活動をしています♪

 大きい集団であそびきれなかったこと、満足できなかったこと、色んな経験がないなど、発達の遅れに潜んでいる根本をまずは一つずつ、やりきってから(^^)満たされたあそびの経験をして、柔軟になった体とすっきりした心から、個々に合わせた援助をしていきます!


◎水あそび!!

 水に触れることを求めている子どもたち。なんでかな??

お母さんのお腹にいた時の心地良い羊水の中で十月十日過ごして大きくなって産れてきた子どもたち。羊水の中でも五感を育みながら成長してきたのです。触覚 聴覚 臭覚 味覚 視覚どの感覚も実はお腹にいる時から様々な成長をとげている胎児期です。命の源となる【みず】。流れる音、触れた時の冷たさ、形の変わる不思議なもの…この自然の玩具に触れたい心はみんな同じです。もし、水を嫌がるのであれば、それは身近な大人が触ることを止めたり汚れを気にしているのかもしれません。

 ここでは思いきり水に触れてもらい、子どもたちの心身の解放を目的に活動に取り入れいています♪また、自然の草花や、日常生活に近い玩具を使い、友だちや大人の真似をして広がる模倣、生活再現あそび、みたてつもりあそびなど展開しやすい環境を整えています。子どもたちの【もっとやりたい】に寄り添い、満足した経験のあとは【次はこれがしたい!】という心が芽生えますよ♪気持ちの切り替えはここからです(^^)


 そして、夢中にあそび没頭する中でも、自然と会話が広がり言葉の発達がゆっくりな子どもも楽しそうに思いを伝えようとし、その言葉を受け止め共感することでどんどん言葉が溢れてきます。

 

 ◎ぶらぶら散歩と言葉の土台

 自分で決めて行きたいところへ自由に行く!興味を持ったものをじっくり観察する!こちらは、自然がたくさんある大きな公園で虫や葉っぱなどに夢中になれる時間です。しゃがみ腰で見つめる先には、子どもたちの初めての発見があります。何かを発見した時、「あっ!」という表情で近くにいる大人や友だちに視線を送ります。その時には、手の人差し指が発見したものへ向かって、ピンと伸びると思います(指差し)。または、指差しとは違うサインを出します。大人は同じく視線を返しながら、「ありさんいたね~」「小さいいねえ」「どこいくのかなあ」など、大人が声を掛けることで、【これは〇〇なんだ】【これは大きい小さい】【優しく触れよう】など初めて物の名前があることを知り、考える力の基礎や心が芽生えてきます。こんな経験から、大事な「言葉の土台」ができてくるのです。歩行ができるようになって、あっちに行きたいこっちに行きたい行動は、興味がたくさんあって、経験したことを脳や肌で吸収しているチャンスの時です。その経験が少なかったら、思う存分やってみよう♪子どもの姿はどんどん変わります(^^)


 自然に触れて、やりたいことを自分で見つけること。選択すること。満足した!この経験から、友だちに興味を持ちはじめ子どもたちの視野が広がっていきます。子どもの欲求を受け止めて、受け入れられた子どもたちは自信を持ち次へのあこがれを抱き、成長していきます。発達にでこぼこがあっても、感じる心や思いはそれぞれあります。成長を大事にしながら、小さな育ちはいつか大きな育ちへとつながっていきますよ♪

 

 もちろん友だちとのぶつかり合い!!もあります

 活動の中、子ども同士のぶつかり合いは必ずと言っていいほど発生します。怪我をしないように…でも互いの気持ちをぶつけ合い、嫌だったことや相手にも感情があることを知る必要な経験です。互いのぶつけたい思いもを受け止め認めながら、子ども同士で育ちあうことも大事にしています。その他、こんなことをしたら、痛かったから次は気を付けようなど痛みの経験は自分自信の身体で覚えていきます(大きな怪我につながるようなことや危険なことは十分配慮しています)。




 

 ◎あれもこれも育ちたいあそび!!

 身体の使い方も、あそびながら獲得してきます。何気ない斜面も高這い姿勢になり足腰の発達を促したり、大人とのふれあいあそびでバランスを経験したり、たくさんのあそびから経験をして心身の成長を育てるFLATの活動です🐻🌈

 夢中になれること!それがいま子どもたちがやりたいこと。とことんやった後は、次に広がるあそびが待っていますよ(^^)

 あそびながら幼児期に大事な根っこを育てることを目的に、子どもたちに合わせた活動をしています🐻🌈